車がスタックしてしまった!そんな時はどうすれば…?
滑りやすい場所はあらかじめ減速し、日影になっている所や北向きの道路、風が通り抜ける場所、川の上の橋は特に凍結しやすいので、カーナビの地図や地形から判断し、十分にスピードを落として進入しましょう。
脱出できなくなってしまうと焦るよなー…
そんな時のために、スタック対策と脱出方法について解説するよ!
1.滑りやすい場所は?
<交差点>
多くの車が行き交う交差点は、タイヤにより路面の凍結部分が磨かれ、ミラーバーンになっていることがあります。
発進や停止が頻繁に行われる交差点付近でよく起きるもので、もっとも滑りやすいと言われている危険な路面状態です。
赤信号での停止時はエンジンブレーキを使って手前から減速し、ゆっくり停止しましょう。
また、横断歩道の上や他の路面より低くなっている所は水が溜まりやすく、凍結していることもあるので、できるだけ加減速やステアリング操作をせず、一定速度で通り抜けるのが安全運転のコツです。
<日影>
日影になっている所や北向きの道路では路面に流れ出た水が凍り、黒く見えることがあります。
これはブラックアイスバーンという現象です。
濡れているだけに見えてしまいますが、圧雪路や白い凍結路よりもさらに滑りやすくなっているのです!
<橋の上>
橋の上は風の通り道になっており、気温が下がるため路面が凍結しやすくなっています。
高速道路では「橋の上」であると認識しにくい箇所が多いです。
できればカーナビや地図で橋のある場所を事前に確認し、注意が必要な箇所を覚えておくのが良いでしょう。
<トンネル出口>
山間部では、トンネルを出た途端に路面状況が急変することがあります。
それまで乾燥していた道路がトンネル出口から急に凍結していたり、雪や強風が吹いていたりすることがあります。
トンネル出口では手前から十分にスピードを落とし、ハンドルを両手でしっかり握りましょう。
ただし、急に減速すると追突される危険があるので後方車両にも注意してください。
2.スタックしたときの脱出法
①スコップでタイヤやバンパー前の雪を取り除く
②ハンドルを真っ直ぐにし、進める分だけ前進と後退を繰り返す
③タイヤ周辺の雪を少しずつ踏み固める
④アクセルペダルをゆっくりと踏み込む(空転注意)
タイヤが側溝や穴に落ちてしまった場合は、雪を集めてタイヤ前にスロープを作る方法が有効的です。
アクセル操作は慎重かつ控えめにするのがポイントだよ!
3.車が雪害を受けた場合の対応
災害規模の大雪によって人や車が被害を受けたときには、警察やロードサービスを呼んでも現地に到着するまでに時間がかかることがあります。
寒冷な気温下で待機するときには、低体温症や凍傷にかからないよう注意が必要です!
◆スタックして抜け出せない場合は救援を求める◆
スタックして自力での脱出が不可能なら、他の車に頼みましょう!
助けを求め、けん引ロープをつないで脱出!車が見つからない時や、けん引できない場合はJAFや加入している保険会社のロードサービスを呼びましょう。
JAFは♯8139で最寄りのコールセンターにつながり、会員でなくても有料でロードサービスを依頼することができます。
到着するまで車両後方に三角表示板や発炎筒を置いて注意喚起し、安全を確保してから待機してください。
◆マフラーに注意◆
車内で救援を待つときは、排気ガスによる一酸化炭素中毒に注意。
マフラーの中に雪が詰まっていると、排気ガスが車内へと侵入し、一酸化炭素中毒に陥る恐れがあります。
◆建物が倒壊したら車を動かさない◆
雪の重みでカーポートなどが倒壊した場合、倒壊がさらに進む可能性があるので車は無理に動かさないでください!
安全な場所に避難し、市区町村か消防、警察に救助を要請しましょう。
災害規模の大雪によって建物や車が被災した場合、国や市区町村から補助金が出ることがあります。
その際は、記録として被災した車の写真を撮ることも忘れずにおこないましょう。
◆自動車保険が適用されるか確かめる◆
車への雪害は、被災状況や加入会社のプランなどによって車両保険の適用範囲内となります。
一通り危険な場所や対処方法は頭にいれたで!
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