【台風】台風番号や名前は誰がどうやってつけているの?

防災情報

台風の番号と名前はどうやって決まる!?

「カトリーナ」とか人の名前みたいなやつもあるし、誰がどうやって決めてるのか気になってたんだよね〜

今回はその番号と名前について解説していくよ!

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1.台風の番号の付け方

気象庁では毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を第1号とし、それ以降は台風の発生順に番号をつけています。

一度発生した台風が衰えて「熱帯低気圧」になった後で、再び発達して台風になった場合は同じ番号を付けています。

知らなかったわ〜〜

2.台風のアジア名の付け方

台風には従来、米国が英語名(人名)を付けていましたが、2000年から台風委員会は、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には共通のアジア名として、固有の名前を付けることになりました。(加盟国などが提案した名前)

◆台風委員会が決めた名前をつけ、利用してもらうことによりアジア各国・地域の文化の尊重と連帯の強化、相互理解を推進する

◆アジアの人々になじみのある呼び名をつけることによって人々の防災意識を高める

平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」のアジア名が付けられ、以後、発生順にあらかじめ用意された140個のアジア名を順番に用いて、その後再び「ダムレイ」に戻ります。

台風の年間発生数の平年値は25.6個なので、5年間で台風のアジア名が一巡することになります。

140個のアジア名のうち日本からは、星座名に由来する名前10個を提案しています。

<星座名提案の理由>

・特定の個人・法人の名称や商標、地名、天気現象名でない中立的な名称

・自然の事物であって比較的利害関係が生じにくい

・大気現象である台風とイメージ上の関連がある天空にあり、かつ、人々に親しまれていること

アジア名として採用するには、

・アルファベット9文字以内

・音節が多くなくて発音しやすい

・他の加盟国・地域の言語で感情を害するような意味を持たない

という条件もあります。

台風のアジア名は繰り返して使用されますが、大きな災害をもたらした台風などは、要請を受けて、以後の台風に使用しないように変更することがあります。

3.気象庁における台風の表記

気象庁では国内の一般向けの情報や刊行物において、「平成12年台風第1号」のように元号及びその年数と台風の番号を並べて表記します。

ただし、和暦ではなく西暦を用いる場合や年の表記を省略する場合もあります。

また、台風を英語で表記する場合は台風のアジア名を用います。

Tropical Cyclone(TC)や台風期間中の最大強度(風速)に応じた階級

Tropical Storm(TS):最大風速34ノット以上48ノット未満

Severe Tropical Storm(STS):最大風速48ノット以上64ノット未満

Typhoon(TまたはTY):最大風速64ノット以上

を台風のアジア名の前に付す場合もあります。

台風名の後に((T)西暦年下二桁 台風の番号)を併記することで、特定の台風を表すことができます。

例えば、平成12年台風第1号(台風名はDamrey)の階級はTyphoonであるため、「Typhoon Damrey」、「TY Damrey (0001)」、「Damrey (T0001)」等と表記します。

台風とその階級の対応については、台風階級対応表【CSV形式】(1977年から2019年まで)をご参照下さい。

4.日本がつけた名前は?

てんびん座からとった「テンビン」

やぎ座からとった「ヤギ」

うさぎ座からとった「ウサギ」

かじき座からとった「カジキ」

かんむり座からとった「カンムリ」

くじら座からとった「クジラ」

こぐま座からとった「コグマ」

コンパス座からとった「コンパス」

とかげ座からとった「トカゲ」

やまねこ座からとった「ヤマネコ」

以上の10個が日本が命名した名前です。全て正座から取られていることがわかります。

星座から取らなければいけないというルールはないので、海外では人の名前や動物や植物などの名前を使っているところもあります。

日本では台風1号、台風2号と呼ばれているものが、海外では「台風ウサギ」「台風コグマ」「台風マリア」といったように呼ばれています。

「ウサギ」なんてかわいいな!笑

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