【大雨】水没しないために車を運転するときの注意点!

防災情報

自分の車は自分で守ろう!

近年発生している「集中豪雨」や「線状降水帯」、短時間で狭い範囲に激しく振る雨による被害が多発しています。

大雨の時、車を運転していたら…と考えたことあるかな?

車が水没するなんて考えないもんな〜

自動車に関する被害も多く、大雨から車を守るための対処法を解説していきます!
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1.大雨の被害

大雨が発生すると、河川沿いでは車が浸水・水没する危険があります。

1時間に50mm以上の雨が都市部で発生した場合、下水能力が追いつかず道路が冠水することが予想されます。

走り慣れた道でも、車で通っていると高低差はわかりにくいのです。

アンダーパスはもちろん、高低差の高い場所であれば浸水深が深くなっている危険性があります。

また、山間部では、土砂災害が発生する恐れがあります。

一見、安全そうに見える堤防でも河川が増水したときは危険。

堤防はアスファルトで舗装されていますが、土でできているため、内部が浸水して柔らかくなっていることも考えられるのです。

自動車で走行した場合、車重で堤防が崩壊する事故も発生しています。

局所的な大雨では運転中に意図せず大雨域へ進入することもあり、高速道路ではスリップなど事故の危険性が高まります。

また、自分がいる場所に雨が降っていなくても上流域で発生した大雨で急激に水位が上昇し、人や車が流される事故が発生しています。

さらに最近ではカーナビの指示に従って危険な場所を走り、水害に巻き込まれた事例も増えています

大雨時には自分自身の目で安全を確認し、低速で運転することが大事です。

2.ハザードマップで備える

(引用元:国土交通省「重ねるハザードマップ」)

大雨の被害から車を守るための第一歩は、日頃から自宅や勤め先の駐車場が浸水や水没、土砂災害の恐れのある場所なのかハザードマップで確認することです。

最新の気象情報で大雨の予報見たら事前に車を安全な場所に避難させましょう。

普段から気象情報の確認を習慣づけておくことも大切やな!

大雨の予報が出ている場合は、時間を調整して事前に対策を!

黒い雲や雷鳴に気づいたら、ラジオなどで最新の気象情報をチェックしましょう。

しかし天気予報は必ず当たるとは限りませんし、警報も観測してから発表されるまでにタイムラグがあります。

気象情報だけでなく、運転中は常日頃から周囲の変化に目を向けること!

3.降雨量

(引用:Yahoo!Japanニュース

天気予報など気象情報では、1時間の雨量に応じて雨の強さと降り方を示す用語が変わります。

例えば1時間に20~30mm未満の雨量の場合は「強い雨」と表現されます。

「強い雨」では、ワイパーを早くしても視界が悪くなります。

1時間に30~50mm未満の「激しい雨」では、高速走行時にタイヤと路面の間に水膜が生じてブレーキが利かなくなるハイドロプレーニング現象が発生しやすくなります。

それ以上の雨量では「非常に激しい雨」「猛烈な雨」と表現。

車の運転は危険ですので、使用は控えましょう。運転中の場合は速度を落とし、周囲を確認しながら安全な場所に停車し、雨の激しさが収まるまで待機しましょう。

4.大雨や集中豪雨に遭遇したら・・・

日頃から大雨による被害を警戒して対策することが重要ですが、運転中に想定外の大雨に遭遇することもあるでしょう。

<運転者の鉄則>

◆視界の確保

◆川沿いやアンダーパスは迂回

◆山間部には近づかない

◆水が流れてくる場所では水平避難

◆ハイドロプレーニング現象で慌てない

◆一般道でも慎重に行動

◆災害の前兆現象に注意

川を覗きにいきたくなるけどキケンやからな!!!!

<注意すべき前兆①崖崩れ>

雨水の浸透などで斜面の地表に近い部分が突然崩れるため、

・道路に石が落ちている

・小石がパラパラと落ちてくる

・崖から水が湧き出ている

これらの場合は崖崩れが発生する恐れがあります。

<注意すべき前兆②地滑り>

斜面の一部あるいは全部が、大雨のために増えた地下水の影響と重力によって斜面下方にゆっくり移動するのが地滑り。

・地面のひび割れ

・陥没

・崖や斜面から水が噴き出す

・沢の水が濁る

・樹木が傾く

これらが地滑りの予兆現象です。

<注意すべき前兆③土石流>

山腹、河床の石や砂が、長雨や集中豪雨によって下流へと一気に押し流され、時速20~40kmの速度で一瞬のうちに人家や畑などを破壊します。

・山鳴りがする

・急に川の水が濁る

・流木が混ざる

・雨が降り続いているのに川の水位が下がる

これらの場合、発生の前兆です!

5.大雨で車が浸水や水没した際の対処法

冠水路などで車が走行できる水深は、乗用車であればドアの下端が目安です。

エンジンやマフラーに水が入ってしまうとエンジンが停止してしまいます。

大雨の時はアンダーパスに進入しないことが重要ですが、もし冠水路に入ってしまったらスピードを落とし慎重に走り抜けましょう。

速度が速いと大量の水を巻上げ、エンジンに水が入りやすくなってしまいます。

 

◆水深の浅い冠水路でも時速10km以上で走らない

◆浸水・冠水した車は自分では動かさない

◆保険が適用されるか確認する

 

駐車中に浸水・冠水してしまった場合、基本的には自分で動かさないこと。

JAFや保険のサービスで整理工場まで運んでもらいます。

修理が難しい場合は廃車にし、その場合は写真を撮って各自治体に「被災証明書」を発行してもらいましょう!

雨の日の考え方が変わったよ!!

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