だれでも使えるAEDで助かる命!
「防災」や「災害」という言葉を聞くと、水や非常食を買わなきゃいけない!と思うかもしれません。
防災と言っても幅は広いですが、今回は職場や自宅、ショッピングセンターや駅など、あらゆる場面で災害が発生した時に活躍する「AED」について解説していきます!
AEDは知ってるよね?
もちろん完璧やで!!
1.AEDとは何か
AED(=自動体外式除細動器)とは、名前の通り、細動を取り除く機械です。
自動的に心電図を解析し、波形を出し、心室細動かどうかを調べ、必要であれば電気ショックを行うことができるのです。
音声メッセージですべての行動を指示してくれますので、一般の人でも簡単で確実に操作することができます。
最近では空港や駅、催し物ホール、デパートや公共施設など、いろいろな場所にAEDを備え付けられています。
バイスタンダー(その場に居合わせた人)によりAEDを活用してもらうことで、救急車を待っていては助からなかったかもしれない人を助けることができるのです。
ちょっとした行動一つでその人の運命が変わるんやで!
3.心室細動とは
AEDは自動で指示をしてくれるものですが、使い方を間違えると逆に人の命を危険にさらす可能性もあります。
AEDを使用し、電気ショックを行うことで生き返る!(心臓が元通りになる)とよく勘違いされていますが、AEDは心臓がブルブルと細かくふるえる「心室細動」を取り除くものです。
心室細動とは、心臓の筋肉がけいれんをしたような状態になり、全身に血液を送るポンプ機能を失った状態になる致死性不整脈の一つです。
心室細動の唯一の治療方法が、除細動器(AEDを含む)で電気ショックを与えることだと言われています。
この細動を取り除き、胸骨圧迫を行うことで正常な心臓の動きを取り戻す必要があるのです。
AEDだけで心臓が元通りになるものではなく、胸骨圧迫もセットだと覚えておいてください。
よく勘違いするポイントだね。
4.災害発生時
リミットはわずか10分間!電気ショックは心室細動であれば、どんなときでも成功するものではありません。
一分一秒でも早く電気ショックを行うことが重要です。
電気ショックの成功率は成功の可能性が1分ごとに7〜10%低下します。
日本では、救急車の到着まで平均約8分です。
救急車が到着する前に傷病者の近くにいる人がAEDを使用して電気ショックをできるだけ早く行うことが重要になります。
災害発生時に救急車が必要な状況になったら…
大災害が発生すると救急隊はなかなか現場に来てくれません。
119はパンク状態になるので、むしろ来ないと思っていてください。
自分の大切な人は自分たちで守ろう!
5.実際の使用映像
6.まとめ
119番通報をすれば、指令員が指示をだしてくれます。
また、胸骨圧迫を心臓が動いている人に実施しても大きな合併症はありません。
会社や消防署で行われる救命講習や応急手当講習があるのでそこに参加することでAEDを使用することができます。
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