マグニチュード9.0の南海トラフ地震が来る!というのは間違い?
今後30年以内に起こると煩く言われている南海トラフ地震は巨大地震ですが、これは本当なのか!?
予想されている地震の規模が変化してきているのです…!
いやいや、散々言われてるやん。もういつ来てもおかしくないんやろ?
年々変化してきているから解説していくね!
1.予想が外れた地震
2012年、国はM9.0クラスの南海トラフ地震の想定をしていました。
これまでの想定では、南海トラフ地震は最大M8.8と予想されていましたが、
M8.0前後の地震しか起きないと言われていた東北地方で2011年3月11日にM9.0の地震が発生。
1000年に一度と言われる規模の巨大地震が発生したことにより、日本中の地震想定が見直されました。
徹底的な調査やシュミレーションがおこなわれ、2012年が公表した結果、
南海トラフ地震はM9.1に達する恐れがあると想定されました。
2003年想定:最大M8.8
↓
2012年想定:最大M9.1
これまでの2.8倍の地震規模に引き上がりました。
上がってるんやな…
2.見直された地震予想
東日本大震災を受け、国が新たに想定した地震は、
東海〜九州地方に震度7、西日本の太平洋沿岸で10m以上の津波の恐れがあるというものでした。
さらに、南海トラフが今後30年以内に70%の確率で起きるといわれていました。(2012年)
現在は引き上げられ、70〜80%という予想。
今後30年以内に南海トラフM9.1の巨大地震が発生する確率が70~80%
と思っている人が多いと思いますが、実は違うのです。
今後30年以内に南海トラフでM8.0以上の巨大地震が発生する確率が70~80% なのです。
つまり、ほぼ確実に発生すると言われている地震の規模は必ずしもM9.1とは限りません。
これまでの経験上、M8.0クラスの南海トラフ地震は100〜150年周期で発生することがわかっています。
そしてM9.0級は1000年に一度発生するかどうかだと言われています。
これを甘く見ていたのが東日本大震災です。
「当分起きない」ではなく、「もしかして次かも?」と考え、備えるようになりました。
地震を感じて揺れるたびに来るんじゃないか!?って思うもんな〜
3.津波の高さは?
M8.0程度の地震であれば、津波の高さは10m前後です。
1854年に発生した南海トラフ地震はM8.4で津波の高さは15〜20m程度でした。
次の南海トラフ地震で30mクラスの津波が来るわけではありません。
実際には高くても10m程度の津波ということがほとんどであり、3mほどという可能性もあるのです。
「30mの津波が来たら絶対逃げられない!」と思っても実際の津波が数mだった場合、避難できる可能性があるのです!
避難に時間かかるからって諦めちゃダメやで!!
4.まとめ
M9.1、30mの津波という最悪クラスの予想だけで避難をあきらめないでください!
毎回30mの巨大津波がくるわけではありません!
M8.0程度の地震で、津波の高さは局地的に10m、低い場所では太平洋沿岸でも3m程度のことも十分ありえます。
決して諦めないこと、また、最悪の事態を想定し高台への避難をするようにしてください!
津波エリア内に住んでいる人は高台を確認しようね!
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