【2022年芸能人も大注目⁉︎】TVやメディアで紹介される消防設備士とは?

防災情報

消防設備士が今大注目⁈

皆さんは消防設備士という職業をご存知でしょうか?

日本において特に自然災害は切っても切り離せないものです。いつ、どのような自然災害が発生するか誰にも分かりません。そんな自然災害における防災面を支えているのが、消防士自衛隊だけでなく消防設備士の方たちです

最近ではTVやメディアで消防設備の重要性も紹介されていますが、実際、消防設備士という言葉は聞いたことはあっても、消防設備士がどのようなことをしているのか知らない方も多いかと思います。そこで本記事では、消防設備士とはどのような職業なのかということについて解説していきます。

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1. 消防設備士とは?

消防設備士とは消防設備などの点検や整備、工事を施工することのできる国家資格を持った人のことを指します。

消防設備士が取り扱う消防設備としては、火災報知設備や消火器など身近なものから、泡消火設備やスプリンクラー設備などさまざまなものがあり、消防設備士の資格の種類によって取り扱うことのできる消防設備が異なります。

 

1-1. 消防設備士の資格の種類

消防設備士としてお仕事をするための資格試験である「消防設備士試験」には、甲種と乙種の2種類があります。

甲種は点検や整備、工事の施工のすべてをおこなうことのできる資格

乙種は点検と整備のみがおこなえる資格になります。

さらに甲種については特類の他に第1類~第5類の6つ乙種に関しては第1類~第7類の7つの区分が存在し、それぞれ取り扱うことのでる消防設備が異なります。

ちなみに消防設備士試験のなかでもよく取得されているのが、乙種の第6類にあたる消火器が取り扱える資格と、甲種・乙種の第4類にあたる火災報知設備が取り扱える資格になります。

こんなに種類があるんやな!

もっと詳しく見たければ消防試験研究センターのサイトを確認してね!

 

 

1-2. 消防設備士の需要

そもそも、消防設備士という職業に需要はあるのでしょうか?

これまでのお話の通り、消防設備士というお仕事は消防設備の点検や整備などを専門的におこなうのものになります。

消防設備点検は法令点検にも関わらず点検結果の報告率が悪いことから、実際に点検をしていない建物が多いとされています。つまり、消防点検報告率をあげるということは、点検未実施の建物を減らすことになります。

なんで消防点検がされてないんや?

消防点検の法令を理解していない管理者が多いということ。

消防点検自体の認知がされていない、重要性を理解されていないことが原因だよ

<参照:総務省消防庁 消防設備の動向

また、近年日本各地で大規模な地震や大型台風、集中豪雨が多発しているため、防災への意識が全体的に高まっているため、今後も消防設備士の需要は増加していくと予想されています。

1-3. 消防設備士になるメリット

ここまで消防設備士がどのような仕事なのかということをご紹介してきました。

そんな消防設備士ですが、実際に消防設備士をお仕事として選ぶメリットはなんなのでしょうか?

 

将来的な需要も見込まれている

前述もしたように、近年の大規模自然災害の増加よって消防設備士という仕事はさまざまな場面で必要とされています。火災予防だけでなく、災害大国の日本ではさらに消防設備士の需要は増え、活躍の場も広がっていくことが予想されます。

また、法令点検である消防設備点検結果の報告率が悪いことからも、さらに法規制が強くなり、消防設備点検がされていない建物は違反対象物として取り締まられるようになります。

そういった建物管理者の方から消防点検依頼が増えることが予測できますので、需要見込みは大でしょう。

士業として仕事をすることができる

消防設備士においては弁護士や司法書士などと同様の士業となり、消防設備士の資格がなければ作業することのできない区分が多々あります。消防士や警察、自衛隊だけでなく、防災のプロとして活躍できることもメリットの一つでしょう。

使命感を持ってお仕事をすることができる

消防設備士という仕事は、実際に火災が発生した消防士の方がいち早く活動できるようにするために、消防設備の設置工事や点検、整備を業務としています。直接的ではありませんが、人命救助および人命を守ることにつながっているお仕事と言えます。人々が安心して生活ができるようにサポートするお仕事です。

 

1-4. 消防設備士に関連する資格

消防設備士の資格の他にも、消防設備士に関連して知識を深めることができるまた、仕事の幅を広げることのできる資格というものが存在します。そんな資格の中からいくつかご紹介していきます。

・電気工事士

電気工事士とは、建物における電気設備工事に従事するための国家資格となります。

第1種と第2種に分類されていて、それぞれで作業できる範囲が異なります。他にも関連資格として、電気設備の保安監督に従事できる電気主任技術者という資格もありますが、いずれの資格においても消防設備士の甲種の受験資格を得ることのできる条件となっている資格になります。

電気工事士の資格を取得してから、消防設備士の資格を取得する人も少なくありません。消防設備の工事と電気工事は密接しているため、ステップアップとして資格取得をおすすめします。

・防災管理点検資格者

消防法においては、大規模建築物について年に1回の定期的な防災管理点検をおこなうように義務付けられています。この点検を実施しているのが、防災管理点検資格者となっています。防災管理および消防法に関連して消防設備士との関連性も非常に高く、資格取得者は防災管理者にもなることができます。

 

 

消防設備士は非常に需要が高く、やりがいのあるお仕事だということがお分かり頂けたかと思います。ただ、国家資格となりますので勉強なしで資格取得は厳しいでしょう。

消防防災関連のお仕事につきたい方や、何か役に立つ資格を取得したいと考えている方は是非、本記事を参考に資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

 

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