運転中に雷雨にあったとき…何をする!?
雷って一瞬やしホンマナメてると怖いんよな。
雷の発生を予測し、落ちやすい条件や場所を避けることで落雷リスクを下げることができるんだ!
1.落雷ポイント
雷は、電気を帯びた雲と地上の間で起こる放電現象です。
日本では毎年平均100件以上、落雷による人的・物的被害が報告されています。
太平洋側の地域では、特に積乱雲が発達する夏場に多く、落雷の被害の約6割が7~8月に集中しています。
日本海側は夏場だけでなく、雪が降る11~3月の冬場も多いことが特徴です。
2.避難方法
落雷のリスクを下げるためには積乱雲の接近をいち早く察知し、危険な状況から離れることが大切です。
インターネットやテレビなどから気象情報をこまめに取得しましょう。
自分のいる場所の雷雲を確認するには、落雷地点の実況と、雷の活動度を予報している「雷レーダー」が便利です。
①車や建物が近いとき
雷雲が接近してあたりが暗くなったり、急に雨が降り出すときは、近くにある頑丈な建物や車の中に避難しましょう。
車の中はコンクリート製の頑丈な建物に次いで安全な場所なのです。
車に雷が落ちても、ボディの外側がアースとなって電気を地面に流してくれるのです。
なので、車内に被害が及ぶことはほぼありません。
車を建物内に移動させることができればより安心です!
②車や建物が遠いとき
すぐに避難できる車や建物が近くにない場合には「保護範囲」に逃げましょう。
保護範囲とは、高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げ、その物体から4m以上離れた範囲です。
ただし、落雷のリスクが下がる程度であり、必ずしも安全ではありません。
範囲内にいても落雷地点の近くで座ったり寝ころんでいたりすると、しびれやヤケドなどのダメージを受けることがあります。
建物内や車内に逃げることができなかったときの最終手段と考えておきましょう。
3.雷雲の接近をいち早く察知する
雷は発達した積乱雲とともにやって来ます。
積乱雲は背が高く特徴的な形をしています。
また、層が厚く、真上にあると太陽の光を遮って周囲が真っ暗になります。
雷鳴が聞こえたら落雷した地点から10~15kmの範囲にいるということであり、すでに危険な状況です。
次の雷が自分の所に落ちる可能性もあるので、周囲が急に暗くなったり、雷鳴が聞こえたりしたら、すぐに安全な場所へ避難しましょう。
4.開けた場所から車内に逃げる
雷は地面から「高く・細く・突き出た場所」に落ちやすい性質があります。
グランド、田んぼ、ゴルフ場、砂浜、河原などの場所では他に高い物がないため、立っている人に落ちる可能性があります。
また、高い樹木や電柱のすぐそばも安全ではありません。
車内にいれば雷の直撃を受けたとしても人間に被害が及ぶことはあまりありませんが、電子機器などに影響を受けることがあります。
建物内や他の建物がたくさんある場所に車を移動させましょう。
5.雷雲が上空にきたら…
①車内にいるときは金属部分に触らない
②土砂災害の危険がある場所に近づかない
③屋外では避難姿勢が大事!
ドアノブや窓枠など金属の表面が露出している部分に体が触れていると感電の恐れがあります。
雷鳴が聞こえたら、金属部分に触れない乗車姿勢を取りましょう。
ただし、金属に触れていなければ運転を続けても感電しませんが、落雷の衝撃や音に驚いて車の操作を誤る危険があります。
すみやかに近くに車を止め、天候が回復するのを待つのが良いでしょう。
また、屋外にいるときは、落雷による被害を少しでも軽減させるため、姿勢を低くし、両足を揃えてしゃがみ、頭を下げて両手で耳をふさぎましょう。
6.まとめ
落雷を受けても車は無傷なケースが多いですが、通電した熱でタイヤがバーストしたり、ボディに傷が残ったり、過電流によって電装品が誤作動することもあるので、必ず整備工場などで検査してもらいましょう。
また、車両保険が適用されるので必ず写真を撮っておきましょう。
被災状況や加入会社のプランなどによって金額や適用の可否が異なるので保険会社に詳細を確認してください。
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