【大雨】川がなくても家が浸水!被害にあわないためには?
洪水とは
大雨や雪解け水などが原因で川の水が増え、堤防を越えたり、堤防が壊れることにより氾濫すること。
最近は川から離れた都心部でも浸水してるよねー。なんでなんやろ。
洪水は現象のことを良い、氾濫はあふれることを言うんだ。
2つの氾濫
氾濫には内水氾濫と外水氾濫の2種類がある。
1.内水氾濫
大雨等で、排水路や下水管が雨水処理能力をこえて処理しきれず溢れる現象のこと。
マンホールから水が溢れ出てくるやつやね!ニュースで見たことあるわ!
内水氾濫での死亡例は床上浸水!高齢者や障がい者の方などの要配慮者は避難に時間がかかるので危険が大きい!最近では都市型水害として深刻化している。
災害事例
2019年10月 台風19号による大雨(東京都・武蔵小杉)
川の水が堤防を越えたわけではなく、雨の量が多かったことにより地下の排水管から下水管を通って逆流したもの。
都市部では、ゲリラ豪雨が多発し、短時間に局地的な大雨に襲われることが増えている。都市部の下水道のほとんどは1時間あたり50mmの雨量を基準に設計されているので、100mm前後の大雨が降ると雨水の処理能力が追いつかないのです。
近くに川がなくてもえらい浸水被害やな!!
2.外水氾濫
大雨等で川の水が増え、堤防が決壊し一気に溢れ出す現象のこと。
流され、溺れて亡くなってしまう危険が大きい!
災害事例
2015年9月 関東・東北豪雨
台風17号から雨雲が継続的に発生し、関東地方から東北地方を中心に24時間の雨量が300mm以上の豪雨と大きな被害をもたらした。
ヘリでたくさんの人が救出されたんよね・・・助かってほんま良かったわ
いつどこで発生?
洪水の発生確率が多いのは梅雨期、台風期にあたる5月から9月頃が最も高い。
結局、どこが危ないんや?
■水があるところ
■土地が低いところ
川の近くや海抜0メートル地帯など、標高の低いところはキケンなところです!気候変動の影響もあり年々、広域化しさらに被害が拡大している。
例)
■地下街・地下鉄
■トンネル
■山岳部
■河川近辺
■河川の合流地点
■河川幅が狭いところ、
■河川が急に曲がっているところ
■ゼロメートル地帯
初動対応
・河川から必ず離れるように避難
・高い頑丈な建物へ避難
・絶対に河川を見にいかない
→河川の増水を見に行った際に流されるケースが多々発生している
・指定避難所へ早期避難する
見に行きたくなる気持ちめっちゃわかるわ〜。怖いもの見たさやな。気をつけるわな。
・気象、河川、避難情報を取得する
→携帯ニュースアプリ、防災ラジオ、地域の防災無線、Twitter等のSNS
高い頑丈な建物はマンションとかのことなんや!
避難所が分からないときや、すでに浸水や道路の冠水が始まっている時、は避難所へ向かうのはキケンです!現在地から一番近くの「高い頑丈な建物」に避難してください!(RC、SRC造)
※住居内2階建ての2階部分はあまり効果的ではないので、マンションを推奨します)
コレ知ってる?避難の注意点
洪水発生!今すぐ避難してください!!
水が入らないようにって考えると当たり前に長靴やろ!
多くの方は長靴で避難したくなると思いますが、長靴避難は危険です!避難所へ避難する際は長靴で避難はやめてください!中に水が入って重たくなってしまい、歩きにくくなってしまいます。濡れてしまうことは最初からあきらめましょう!必ずスニーカーで避難をしてください!水が濁っているので足元が見えません。キケンな物が流れてきたり、踏んでしまうことが予想されるので、裸足での移動は避けましょう!
濡れないように!なんて考えてる場合じゃなかったっ!
側溝やマンホールの蓋が外れていることもあり、キケンがたくさん潜んでいます。傘などの棒を持ち、避難経路の安全確認を行いながら避難するのも有効的です。
⚠️避難時の注意点⚠️
■できるだけ一人で避難しない
■地下空間から避難する
→水が入ってくるとドア開かなくなり、流されてしまう
道路が冠水している時は車での避難は絶対あかんで!
車両が側溝にはまったり、アンダーパスに突っ込み、流されて死亡する事例があるので、車での避難はデメリットしかありません!
洪水のリスクのあれば、早期の避難が一番大事!
浸水・冠水高さが20cmになる前に近くの頑丈な建物に垂直避難をしてください!
※4階建て以上の建物が好ましい
キケンを知る
洪水の危険性(浸水)があるかを知り、その対策をしておこう!
■洪水ハザードマップの確認
■地域の防災マップの確認
■側溝の掃除
■洪水エリアに該当している方は、避難所生活用の防災グッズを用意する
側溝に落ち葉やゴミが溜まっていると排水に時間がかかってしまうので、雨がたくさん降るとわかっている時は掃除をしておくだけで浸水リスクは格段に下がります!
マップの見方
①「Flood Maps」・・・視覚的にわかりやすく、左上で海抜を選択可能
青く表示されている場所が海抜に対して浸水する場所。
これ見やすいやん。
② 国土地理院「地理院地図」・・・画面右下に詳細な海抜が表示される
まとめ
■浸水の危険度を把握し、対策をする!
■洪水により道路に水が浸かっている場合には(冠水状態)では絶対に車で移動しない!
僕のとこは大丈夫!と思ってたけど一旦マップで確認しとくわ!みんなも確認しーやー!
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