【地震】津波警報・注意報が発表!その違いとあなたの行動は?

企業防災グッズ

津波警報・注意報の違いって?

11月5日は何の日か知ってる?

誰かの誕生日かな?

津波防災の日・世界津波の日 なんだ!

安政南海地震(1854年)で太平洋沿岸に大きな津波被害があったことから、11月5日は「津波防災の日」となりました。

東日本大震災発災以来、津波対策の重要性は今まで以上に各自治体で叫ばれていますが、きちんと対策はできているでしょうか。

また、あなたは津波に対する正しい知識をお持ちでしょうか。

今回は、津波対策について解説していきます!

スポンサーリンク

1.津波とは

津波とは、異常に大きな波が海岸に押し寄せる現象です。

海底で地震が発生した際に、海底の地盤に隆起や沈降、地滑りが発生し、その周囲の海水が上下に動くことで引き起こされます。

海水が上下に大きく動くと沿岸に達する海水の量も増えるため、規模が大きくエネルギーが強い地震ほど、津波も大きくなりやすいです。

海水がもたらす災害には、他にも波浪や高潮があります。津波が波浪、高潮とどう違うのかについても説明しておきます。

 

2.波浪と津波の違い

波浪は、風によって発生する波です。

津波は海底から海面にかけてすべての海水が動きますが、波浪は海面付近の海水しか動きません。

同じ10mの波の高さでも、波浪は海面付近の海水だけが動き、津波は海全体が押し寄せてきます。

波から次の波までにかかる時間を「波の周期」と呼び、波浪と津波では波の周期も大きく異なります。

波浪は周期が10秒程度であるのに対して、津波の周期は2分~60分以上とかなり長くなっています。

波浪と津波では波長も異なります。波から次の波までの距離を「波長」と呼びますが、波浪が数m~数百mであるのに対して、津波の周期は数km~数百kmです。

波長が長いほど動く海水の量も大きくなります。波長が長い津波は海の壁のように迫ってきます。

波浪って言われても説明できひんかったわ!!

3.気象庁の津波予警報とは

津波に関する予報や警報は気象庁から発表されます。
気象庁では地震が発生した時には地震の規模や位置をすぐに推定し、予想される津波の高さを求め、地震が発生してから約3分を目標に、大津波警報・津波警報・津波注意報を発表しています。(一部の地震については最速2分程度)

◆津波到達予想時刻

◆予想される津波の高さ

◆各地の満潮時刻

◆津波到達予想時刻

◆津波観測

◆沖合の津波観測

などが発表されます。
海の仕事に従事している方や、海水浴には十分な注意が必要です。

4.注意報・警報の種類

津波に関する注意報・警報の種類には「津波注意報」「津波警報」「大津波警報」の3つがあります。

<津波注意報>

予想される津波の高さが0.2m~1m以下の場合に出されます。

海の中にいると津波の速い流れに巻き込まれるリスクや、養殖いかだの流失、船舶が転覆するといった被害が予想されます。

津波注意報が発表されたら、海の中にいる人はただちに海から上がり、海岸から離れてください。

津波警報

予想される津波の高さが1~3m以下の場合に出されます。

標高の低いところは津波が押し寄せ、浸水被害や津波に流されるなどの人命に関わる被害が予想されます。

また、河川に津波が浸入して、河口から離れた内陸の川沿いでも浸水被害が発生する可能性があります。

沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台やビルなど安全な場所に避難してください。

大津波警報

予想される津波の高さが3mを超える場合に出されます。

重大な災害の起こる可能性が著しく高まっている場合に発表される、「特別警報」と同じ位置づけです。

家屋の全壊や流失などが起こり、津波に流されるなどの人命に関わる被害が予想されます。

河川に浸入した津波が内陸部まで到達することもあるので、沿岸部にいる人だけでなく川沿いにいる人も、ただちに高台やビルなど安全な場所に避難してください!

(出典:気象庁)

5.まとめ

津波から避難する上で重要なことは、とにかく地震が発生して津波が発生する可能性があるならば高台へと逃げることです。
ニュースを見るよりも先に少しでも早く津波が来ないところへと避難するべきです。

<Point>

①高さ20〜30cmの津波でも油断は禁物。大人が倒れるほどのパワーも

②強い揺れや長い揺れを感じたら、遠くはNG、高くがOK

③海の近くでは「津波標識」を確認

住んでいる場所の津波リスクを知っておくことが大事やな!

どのエリアどんな予想がされているかは、ハザードマップで確認ね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました