もっとも大きい震度は?なぜ震度10が存在しないのか?
500人を対象に、もっとも大きい震度はいくつか?というアンケート結果は…
震度7 と回答… 47.6%
震度8以上 と回答… 50.6%
震度7が一番上だと知らない人は、日本人の二人に一人もいるのです!
1.震度は10段階
震度0とは・・・一見、揺れていないように感じるかもしれませんが、実は揺れています!
テレビ等で表示されるものは、計測震度と言い、四捨五入した後の震度のみをわかりやすく表示しています。
1 震度0 ー 計測震度0.5未満
2 震度1 ー 計測震度0.5以上1.5未満
3 震度2 ー 計測震度1.5以上2.5未満
4 震度3 ー 計測震度2.5以上3.5未満
5 震度4 ー 計測震度3.5以上4.5未満
6 震度5弱 ー 計測震度4.5以上5.0未満
7 震度5強 ー 計測震度5.0以上5.5未満
8 震度6弱 ー 計測震度5.5以上6.0未満
9 震度6強 ー 計測震度6.0以上6.5未満
10 震度7 ー 計測震度6.5以上7.0未満
震度0は日本中で頻繁に観測されていますが、一般向けに地震が発生したと発表されるのは、震度1以上を観測した時だけとなっています。
7と10でここが間違えるポイントやな!
2.なぜ震度8以上がないのか?
震度7より大きな地震を観測したことがない!
2018年 北海道胆振東部地震 ー 計測震度6.5
2016年 熊本地震 ー 計測震度6.7
2011年 東日本大震災 ー 計測震度6.6
2004年 新潟中越地震 ー 計測震度6.5
1995年 阪神淡路大震災 ー 計測震度6.6
なので、国内最大の計測震度は2016年の熊本地震で観測されたものが最大なのです。
仮に、震度8を表示する時があったとすると、計測震度7.5を観測するということになります。
震度は大きくなればなるほど、0.1の幅が大きくなっていくので計測震度7.5に到達することは考えにくいのです。
また、震度8に相当する揺れは、地球上では物理的に発生しないとされているので、震度8以上の階級がつくられていません。
そもそもあり得ないってことやな。
3.震度による影響
なぜ震度は発表されているのでしょうか?
それは被害状況を予想するためです。
震度5強 建物に亀裂や倒壊の危険がある
震度6弱〜6強 多くの建物が倒壊している可能性あり
地震発生から数分で各地域の震度が発表されることで、被害状況を瞬時にイメージできるのです。
この震度が発表されることにより、各自治体や関係機関の初動対応が始まります。
4.初動対応
防衛省 震度5弱以上ー被害状況の調査開始
総理大臣官邸 震度6弱ー緊急参集
消防 震度5強ー緊急参集(管轄地域や都道府県により異なる)
各自治体は震度7の時点で参集、状況確認、避難所の設定等、可能な限りの対応が始まります。
地震が起こったり、台風や大雨などの災害が予測されるときは
メールで連絡が来たりするんだよね!
5.まとめ
震度は7まで、地震の階級は10段階!
これはわかりにくく混同しがちです。テレビの解説者も間違えるほど、国民はあまり理解していない人が多いのです。
震度8以上はありえへん!完璧に理解したで!!
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